Movable Typeでまともな記事を書くために (内部向けメモ)

最近のMovable Typeのデフォルトフォーマットになっている「リッチテキスト」で記事を投稿すると、めまいのするようなHTMLを生成する。HTMLは文章の構造を記述する言語であるという基本は完全に無視される。

「ふつうの記事」を書くためには、以下のようにする。

「フォーマット」は「なし」

mt.cgiの設定画面にログインしたら、設定したいブログを選択し (右側に”This is you
“という欄があり、そこの自分のブログ名が記載されているはず。そこを辿るとよい)、「設定」→「ブログ記事」→「テキストフォーマット」を「なし」にする。

スタイルシートの設定

記事の見栄えはスタイルシートで決める。「デザイン」→「スタイルシート」をクリック→以下の記述 (僕の場合) をコピーして貼り付ける。

p {
text-indent: 0em;
text-align: justify;
line-height: 1.8em;
margin-top: 0.5em;
margin-bottom: 0.5em;
}
h3 {
text-align: left;
font-size: 100%;
font-weight: bold;
margin-top: 1.5em;
margin-bottom: 0.5em
}

行間がほどほどにあいていい感じになる (これまたKusakabe氏に教わった)。ここでは<p>と<h3>の分しか定義していないが、今のところ僕の書く記事ではこれで十分かな。

さて、「テキストフォーマット」を「なし」にすると、ちゃんとタグを書かなければ改行がされなくなる。例えば、

=====ここから=====

グロリア・スコット号

「僕、ここに書類を持ってるんだがね……」
 と、私の友人、シャーロック・ホームズは云った。それは冬のある夜のことで、
私たちは火をかこんで腰かけていた。
「ワトソン君、これは君も一読しといていいものだろうと思うんだよ。そら例の『グロリア・スコット』の怪事件なんだが、それからこの手紙は、治安判事のトレヴォが、それを読んで、恐怖のため死んでしまった手紙なんだよ」。

=====ここまで=====

といった文章を書きたい場合には、

=====ここから=====

<h3>グロリア・スコット号</h3>
<p>「僕、ここに書類を持ってるんだがね......」<br>
 と、私の友人、シャーロック・ホームズは云った。
それは冬のある夜のことで、私たちは火をかこんで腰かけていた。<br>
「ワトソン君、これは君も一読しといていいものだろうと思うんだよ。
そら例の『グロリア・スコット』の怪事件なんだが、それからこの手紙は、
治安判事のトレヴォが、それを読んで、恐怖のため死んでしまった手紙
なんだよ」。</p>

=====ここまで=====

と記述する必要がある (この例では、ブログ上で見やすいように<br>タグ以外のところでも改行しているが、実際に原稿を書くときは<br>タグのところで改行すると分かりやすい。もっとも、改行は<br>タグによって行うので、タグさえあれば実際には改行する必要はないが、あとで原稿のソースを見たときに見にくくなる)。