本学には「修大基礎講座」という1年生向け全学必修の授業がある。とはいえ、全学でやることが全て決まっているわけではない。部局が担当する半分は基本的に全学共通 (学習支援センターや図書館や学生センターやキャリアセンターが担当する) だが、残り半分の教員担当部分は学科に任されている (この授業については本当に言いたいことがたくさんあるのだが、それはまた別の話)。
その学科に任されている部分の1回分を使って学生に付与されたメイルの読み方や本学で採用している学習管理システムMoodleの使い方を説明したりするのが僕の役割である。これまでは情報処理入門等である程度PCの使い方に慣れた学生を相手にしていたが、今年度から日程の関係で入学直後の学生を対象にすることになり、ひどく苦労した。
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「Moodle」カテゴリーアーカイブ
Moodle (3.2.2以降) のutf8mb4対応について
Moodle 3.2.2からデータベースがutf8mb4に対応するようになったそうで、utf8で運用していると以下のようなエラーが出るようになった。
そこであちこち調べてMySQLのmy.cnfに以下の記述を追加した。
[mysqld] character-set-server=utf8mb4 [client] default-character-set=utf8mb4 innodb_large_prefix = ON innodb_file_format_max = Barracuda
これだけではだめで、既存のデータベーステーブルを全てutf8からutf8mb4に変換する必要がある。以下のようなファイルをhoge.shなどという名前で保存し、sh hoge.shで実行すると自動的にutf8mb4に変換される。your_dbname、your_dbuser、your_passwordのところは自分の環境にあわせて変更する (Yさんからスクリプトをいただきました。ありがとうございます!)。なお、このshファイル自体はutf8で保存しないとうまく動かない。
#!/bin/sh DB="your_dbname" USER="your_dbuser" PASS="your_password" ( echo 'ALTER DATABASE `'"$DB"'` CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;' mysql -p$PASS -u $USER "$DB" -e "SHOW TABLES" --batch --skip-column-names \ | xargs -I{} echo 'ALTER TABLE `'{}'` ROW_FORMAT = DYNAMIC; \ ALTER TABLE `'{}'` CONVERT TO CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci; \ ALTER TABLE `'{}'` DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;' ) \ | mysql -p$PASS -u $USER "$DB"
『Moodle事始めマニュアル』無償配布
「『Moodle事始めマニュアル』入手について」よりMoodleのver.1.9と2.4対応のマニュアル (PDF版17.7MB, 本文194ページ) がダウンロード可能になりました。
本マニュアルの特徴は以下の通りです。
- 無償である。
- 全ての機能を網羅していない。
- 機能ではなく、「何がしたいか」を主体に書かれている。
- 現場の教員による実践報告集がついている。
- 各章の扉にはMoodleと全く何の脈絡もないおいしい写真が載っている。
ダウンロードされた方は、ぜひフィードバックをお願いします。Moodle.orgのディスカッション、FacebookのMoodle Association of Japanのページ、@daihiko、当記事のコメント欄、なんでも構いません。
心理学専攻Moodle復旧遅れのご連絡
今日のお昼に復旧予定だった心理学専攻Moodle (http://psych.shudo-u.ac.jp/) は、UPSの自動での再起動が失敗したらしく、明日の朝まで使えません。