お役所仕事というのは非効率な仕事を揶揄するときの常套句だが、今日はそれにやられた。SASの使用期限が切れたので、今年の更新ファイルをもらってこようと情報センターに行ったときのことだ。毎年、実験棟で学生が使うコンピュータ用のものも含めて16台ほどのコンピュータのSASを更新するという作業があるのだが (残念ながら従順な助手もいないし、びじん秘書もいないし、優秀な弟子もいないので、僕がひとりで全部やる)、更新ファイルをもらうための「SASユーザ使用同意書」は一枚書けばよかった。氏名や日付、住所、電話番号等を記入して押印するだけだ。
ところが、今日は情報センターの職員さんが「インストールする台数分書いてほしい」と言うではないか。その場で研究室と実験棟でSASをインストールするコンピュータの台数を数えると16台もある! 嘘をついて「1台にしかインストールしません」と涼しげに言い放てばよかったのだが、案外そういうインチキができない損な性格なので、律儀に全く同じものを16枚も書くはめになった。こんなもの「16台分使います」とどこかに台数を記入する欄を設ければいいだけなのに、なんでこんな無駄な作業をさせるのか、理解ができない。せいぜいかかった時間は10分程度のものだが、この10分は完全に無駄な時間だ。「来年もお願いします」と職員さんは笑顔でおっしゃったが、来年までにこの「同意書」を改善する気なんてないのだろうな……。
「computer」カテゴリーアーカイブ
bモバイル3GをMacBookで使う
仕事用に、bモバイル3G (アワーズ150) を導入した。使用開始から480日間の間、150時間のインターネット接続が利用可能なサーヴィスだ。docomoのFOMAを使っているため、エリアは広大。価格は39,900円 (更新は130時間で31,800円) と決して安くはないが、大人の事情 (「データ通信料とプロバイダ接続料がたまたまついたモデム」として消耗品扱いで購入できる) から購入に踏み切った。うちの職場では、年度途中での新規の通信費支出は認められないが、これなら消耗品として購入できるのだ (ここらへんの事情には大いに文句があるのだが、それは別の話)。
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ショートカットキー
Windowsをメインに使っていたときには、一時期Meadowにはまっていたことがある。UNIXなどではviと並び有名な高性能エディタEmacsのWindows版だ。これ一つでエディタはもちろん、ニュースリーダー/メイルクライアント、ウェブブラウザ、計算機、テトリス (!) など様々な機能を利用することができ、カスタマイズも自由である (ただし、Emacs Lispが使いこなせれば……)。うちの大学の情報センターのコンピュータ (Windows XP) にもインストールされているようだ。いったい誰が入れるように要望したのだろう。
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出張先のインターネット接続 (続き)
結局、今回はdocomoの携帯電話をMacBookのモデムとして利用することで済ませることにした。今回のためだけにイー・モバイルを契約するのもアレだし、bモバイルのカードはちょっと高いし (今年科研ないし)、出張中の滞在でたとい数千円の通信費が発生したとしても、新しいサーヴィスを導入するよりは安価だ。
ところが、天下のdocomoが世界でもっとも洗練された個人用コンピュータであるMac用のドライバを出していないという信じられない現実が! とはいえ、神はどこにでもいるもので、FOMAUSBDriver for Mac OS X プロジェクトなんてものを発見。僕が2年以上愛用しているSO902iもちゃんと対応していて、しっかり384kbpsパケット通信ができた。
APNの設定でちょっと悩んだが、ドライバと同時にダウンロードしていたFOMAUSBDriverManagerを利用して設定。まず、ドライバをインストールし、FOMAをMacBookに接続する。IIJmioの「モバイルアクセス/3G」の場合、Mac OS X + N903i でデータ通信を参考に、FOMAUSBDriverManagerを起動し、「読み込み」ボタンを押したあとで、空いている2番目のcidのところのAPNに「iij.ad.jp」と記入し、「書き込み」ボタンを押す。2番目の「ダイアル番号」は「*99***2#」なので、「システム環境設定」の「ネットワーク」から「FOMA SO902i」を選択し、「電話番号」欄に「*99***2#」を入力する。アカウント名とパスワードはIIJmioから発行されたものを入れる。「モデム」は、製造元が「その他」の「FOMA USB Modem (Unofficial)」を選択。DNSは210.130.1.1と210.130.1.0。
出張中のインターネット接続
出張の際はかならずLAN接続のできるホテルに宿泊している。以前は「ポーターが荷物を運んでくれないホテルになんて泊まれるか」と威勢のよいことを言っていたのだが、最近はすっかり実用指向で、狭い部屋でも、荷物を運んでくれなくても、部屋の中でインターネットに接続できる環境を優先している (あまりお金を出せなくなったという事情もある)。
USキーボードの方がよい理由 (第3版)
もし、これから購入するコンピュータが、USキーボードを選択できるものなら、絶対にUSキーボードにするべきだ。ノートブック型の場合にはLenovoのThinkPad (IBM部品センターでUSキーボードを部品として購入可能。IBM部品センターの連絡先は03-5445-0365、受付は土日祝を除く9:00-12:00 / 13:00-17:30) や過去のPower Bookなどを除いて容易にキーボードの交換ができないので、特に注意が必要。デスクトップ型の場合には、Apple Wireless Keyboard (US) やThinkPlus USBトラベルキーボード ウルトラナビ付 (英語) のようなテンキーのないタイプがおすすめ。
USキーボードの方がよい理由は以下の通り。
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Mac OS X (10.5.5) のファイルシステム
学部時代に漢字Talk 7.5 (多分) が載っているPower Macintosh 6200を使って電子メイルのやりとりをしたのが、最初のインターネットメイルとの出会いだったと思う (あるいは、最初はMac Quadraからtelnetでメイルのやりとりをしたのだったか? もしかして、Windows 3.1だったかもしれないし、Unixのワークステーションだったかもしれない)。
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Mac OS X 10.5.5
Mac OS X 10.5.5のアップデートがでたようだ (About the Mac OS X 10.5.5 Update)。当方の環境では残念ながらタイムアウト。サーバが混んでいるのだろう。
MacBookの不調
授業に関連する記事を投稿すると言った尻から全く関係ない記事で恐縮だが、MacBookの話。仕事で使っている黒いMacBook (初代) が時折スリープからの復帰で失敗するのだ。
スクリーンセーバーにパスワードを設定しているので、スリープから復帰した時はパスワードを入力する画面が現れるはずなのだが、これが5回に1回ほどの割合で出てこない。画面は真っ黒真っ暗。MacBookを (物理的に) 閉じてスリープさせ、再度開くと何もなかったかのようにパスワード入力画面が現れて使えるようになる。数回に一度しかこの症状が起こらないというのがやっかいである。
車の調子が悪いときにディーラーに持って行くと調子がよくなって「しばらく様子見をしましょう」というやつと一緒だ。持ち主の元に戻ると途端に調子が悪くなる。
さて、対応策が分からないので、ディスクの修復なるものをしてみた。
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