学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
でも、本当の気持ちを知っているのは、分かることができるのは、自分だけだと思いました。
むしろ、自分の気持ちなんて案外分かっていないというのがこれまでの心理学の知見。
クジャクの性間淘汰の条件は美しい羽を持っていることだが、鳥にも美的感覚があるということなのかどいうかが気になった。
実は今のクジャクは鳴き声の方がモテるかどうかを決定する上で大事みたいだけどね (その話をするのを忘れていた)。美的感覚については、それをどう定義するかによるだろうね。どういうことか考えてみてください。
日本人は日本人、アメリカ人はアメリカ人といったように同じ人種の表情の方が区別しやすかったりするのでしょうか。
例えば黒人にも顔色があるけれど、われわれはそれを見極めるのは難しいよね。
男性の方が大きいというけど、男性なのに背が低い人、女性なのに背が高い人がいるのはなぜですか。
分布というのはたいてい重なるもの。
別に彼女がほしいとも性行為したいとも、結婚したいとも全く思わないのですが、何か異常があるのかなと思います。
異常とは思わないが、なぜなのか。
好きと言われたらだんだん好きになっていくのはどういったメカニズムなのですか。
好意の返報性と言われているが、これに何か不思議があるだろうか。
かっこいいから派手な羽のオスを選んで、その派手さで敵に狙われ殺されやすくなると、オスからの投資がなくなってしまうのでメスにとって損じゃないのか?
とてもよいポイント。これに対する回答は次の授業で。
性間淘汰の例にあがるのはオスが見た目でメスを引きつける例でしたが男性の方が女性の見た目を重視するのは人間だけでしょうか?
これもいいポイント。選ぶ性がメスだとすれば基本的にオスが着飾るはずなんだよね。
性差には色々なものがあると思いました。
授業をちゃんと聞きましょう。
性間淘汰と性内淘汰の、堺がイマイチわからなかった。
正章?
この授業の話を聞いていたら頭抱えて人間不信になる女性増えそうだなって思います。世の中の男全員がこの授業を受講したら男はそういうもんだからしょうがないっていう男が増えそうですね。
そんなことはないよ。だってそういうことをしたらモテないってことが授業を聞けば分かるんだから。
授業や実験でよくいわれる、性差って生物的な性別と性自認のどちらを基準にしているんでしょうか?
この授業ではあくまで生物学的な性しか扱っていない。
男は狩りをする役割を担っていたため女性より戦いという意識が高いのではないか。だから求愛するのはメスではなくオスである場合が多いように感じる。(女という獲物を追いかける! という意味です)
狩りと配偶者獲得というのは異なる適応課題。