学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
前回の授業の質問になるんですが、男性が一夫多妻を好む傾向とありましたが、同性愛者の男性や、同性間の性交渉において女性役だけをする男性の場合だとどうなるのでしょうか?
分からない。
一夫多妻の親から産まれた子どもは、自身が一夫一妻だとしても、一夫多妻に準じた身体的特ちょうを持っているのでしょうか。
授業でお話ししたのは、種ごとの婚姻形態の話であって、個人差の話ではない。
男性は女性の身体的部分を、女性は男性の権威的部分を重視する、ということは、実際どのようにして分かった事なのだろうか。論文などがあれば読んでみたいと思った。
出典が教科書にある。
男女両方が複数の人と同時ではなくても関係が持てるような仕組みになっていて、完全な皆がハッピーでいられる一夫一妻ではないというのが分かり、少しだけむなしい気持ちになりました。
一生一人のひととしか付き合わない方がよいの?
女性と男性では生殖年齢が男性の方が長く、生きてさえいれば遺伝子を残せる可能性が高いのに、世界的に見て女性の方が平均寿命が長いというのはどうしてなのか気になりました。
いいポイントだと思う。「おばあさん仮説」というものが一応ある。
女性は男性に対して資源の供給能力を重視するが地位はどのようなものが重視されるのか。
係長より課長。個人的には講師の時代よりも教授の今の方がモテるようになったとは全く思わないが (しかし加齢に伴い、太って頭頂部が薄くなり、話がくどくなった効果を統制する必要がある)。
前回のMoodle上の課題が全く分かりませんでした。
解説します。
最近熟女好きがよくテレビに出ているけど少数派ですか。
当たり前のひとをテレビに出してもおもしろくないからね。
高校生、大学生でモテなかった男が、社会人になり、収入が安定するとモテだす可能性が高くなりますか?
保証しない。
不倫が多いのになぜ一夫一妻と縛りを設けているのか不思議でした。
不倫が多いからではないか。一夫一妻を安定化させることによってどんなメリットがあるのかを考えてみよう。
女性の晩婚化が進んでいるのには、女性の社会進出 (資源の供給能力や地位が上がってきたこと) が大きいということをどこかで聞き、今までは女性側が相手に頼らなくてよくなったからだと思っていたが、性的魅力の要因も絡んでいるのかなと思った。
教育に時間がかかるようになると当然晩婚化が進む。大学に入るものが多くなるだけでも結婚の時期は遅くなるだろう。また、年を取ってもわりと安全に出産できるようになったという要因もある。
一夫多妻は子孫を残す有効な手段であるのにそれを行うゴリラが絶滅危惧種になっていて、子孫を残す有効な手段を行なっていても他の動物 (人間) により住む環境を破壊されては意味がないし、同じ霊長類であるのにここまで繁殖に関する身体的特徴に差があるとは思わなかった。
婚姻形態だけで全てが決まるわけではないからね。「意味がない」というのはいかにも色がついた見方だと思う。
おばさんがおばさんになりきれなくて、ずっと若作りのメイクしているときはもういいんじゃないかなって思います。年相応に生きればいいのにって人多いですよね。女の人の年齢が全然分からないです。
なぜおばさんを敵に回すようなことを言うのか。
自分の周りでは不健康に見えるほど細い体型に憧れている女性をよく見ます。いわゆる安産型の体型への憧れが浸透しないのはなぜでしょうか。
文化的な影響が大きいだろうね。実際太めの女性が好まれた時代もあった。ただ、ウェストとヒップの比については比較的安定した結果が得られていたと思う。
テレビで他の町から女性を誘拐してすぐに誘拐された村で知らない男と結婚させられるというのを見たことがある。子孫を残すためかなんのためにしてるのかは覚えてないがやはり子孫を残すための策なのでしょうか。
進化的な視点で考えると、誘拐された女性も子どもを残す (適応度が上昇する) ので、必ずしもそれが非合理的とは言えないところが難しい (レイプに関しても同様)。
姉が30代のイケメンで収入が安定していた人と付き合っていて、経済的なことや身体的魅力が保証されていたのにも関わらず、姉貴の方から何ヶ月後かに別れを申し出たので、それらの保証を跳ね除ける欠損した部分が彼にはあったのではないかという話を思い出した。
金と容姿は重要な要因だが、それだけで決まるという話ではないからね。
けどヒトはこれらのメリットがある・ないなどをいちいち考えているわけではなく、本能に従って行動した結果一夫多妻、一夫一妻になっただけということですよね? 行動が先で理論が後!みたいなことですよね?
だいたいそういう理解でよいと思う。
人間は一夫一妻のところが多いが、他の動物で一夫一妻を好む動物は何があるのかなと思った。
調べて見ましょう (ググる)。