どうも、日本の鶏卵はサルモネラ菌への特殊な対応がなされているというのはガセかもしれない。kenic氏の情報によればそもそも日本でもサルモネラ菌対策の予防接種をしているのは一部ではないかという疑いがある。例えば松原養鶏場では「サルモネラワクチン接種への取組は早く、平成15年2月から接種を始め」とある。平成15年以前から日本では頻繁に生卵を食っていたわけで、別にサルモネラワクチンの接種の有無と生食は関係がなさそうだ。
日本の鶏卵がサルモネラ菌対策の特殊な手続きを経たものでないということは、新鮮なものであれば海外のものであっても生で食ってもいいということになる。あるいは、日本でも生卵を食うときには相当用心したほうがいいと考えるべきだろうか。
近所のセインズベリー (スーパー) で確認したところ、Free Range (放し飼い) にはライオンマークがなく (サルモネラワクチン非接種)、Free Rangeのマークがないもの (多分ケージで飼っているふつうの鶏が産んだ卵) にはライオンマークがあった。もちろん、Free Rangeのほうが高い。謎である。Free RangeかつOrganicという一番高いものには当然ライオンマークがついていた。